この記事でわかること
- なぜ聴き上手はモテるのか
- どうしたら聴き上手になれるのか
「女性と上手く会話できない」
「焦って自分の話ばかりしてしまう」
僕もデートで最初にぶつかった壁はこれでした、、
相手の話を”聴く”傾聴力が無ければ、恋愛も仕事も中々良い人間関係が築けません。
聴き上手になるために意識するポイントは1つだけ。
それは、”相手が安心して話したくなる雰囲気を作れるか”です。
聴き上手になることは恋愛はもちろん、仕事・友人・家族、様々な人間関係を良好に築く事ができます。
本記事では人生の必須スキルである”聴く力”を簡単に身につけるテクニックをご紹介します!
なぜ聴き上手はモテるのか?
人はなぜ聴き上手な人に魅力を感じるのでしょうか?
その理由を心理学的に分析してみましょう!
人は話すことで快楽を感じているから
ハーヴァード大学社会的認知・情動神経科学研究所(Harvard University Social Cognitive and Affective Neuroscience Lab)の科学者たちはこのことを研究し、人は自分自身について語るときには、生理学的に快感を得られることを発見した。
”なぜ私たちは自分のことを話すのが好きなのか?”
(中略)
脳の観点からすれば、自分自身について語ることは多かれ少なかれ自分のお気に入りの料理を食べているのと等価なのだ。
かの有名なハーヴァード大学の研究からも、人間の脳の構造上、人は自分自身について語ることが快楽であることが科学的に証明されています。
よく自分の話ばかりする人がいますが、実はあれ、人間の本能なのです
つまり、この理論の逆を返せば、相手に自分自身の事について語らせてあげれば、こちらが何か仕掛けずとも、勝手に自分との時間を心地よく感じてくれるということ。
これが相手を安心させて話を引き出すのが上手い聴き上手がモテる理由です。
聴き上手になるメリット
聴き上手になる事にはモテる他にも仕事や人間関係における沢山のメリットがあります。
大抵の人間関係に悩まなくなる
多くの人間関係トラブルの原因は、本音での話し合いができていない事にあります。
お互いが本音で話せていないので実は心の中で「なんだこいつ」と不満が募り、後から爆発が起こります。
一見、良好に見える関係でも上辺だけの関係では後からこじれる事は多いですよね、、
つまり、相手の本音を引き出す”聴く力”があれば、本音で話し合いができ、本質的に良い人間関係を築くことができます。
人から信頼される・信頼が貯まる
聴き上手になる事で相手に安心感を与えられ、かつ「この人なら話しても大丈夫」と信頼を得る事ができます。
信頼とは目に見えない資産であり、貯まれば貯まるほど、多くのメリットをもたらします。
幸福に生きるために必要不可欠なもの、それが「信頼」です
恋愛では、いい噂によって人が寄ってきたり。仕事では、重要な仕事を任されたり。
この様に、人から信頼を得ることはあなたの人生に大きな影響を与えるチャンスになるのです。
聴く力は社会的需要が高い
世の中には心理カウンセラー・占い師・ホストなど”聴く力”の高さが必要とされる仕事が多くあり、どれも需要が高い仕事です。
将来、多くの仕事がAIに切り替わっても話を”聴く”仕事は機械では役不足。
つまり、”聴く力”を必要とする仕事は将来的に見ても市場価値が高く、磨いておいて損はないスキルという事です。
心から寄り添って話を聴くのは人間にしかできない神業です
”聴き上手”になるためのテクニック4選!
大袈裟なリアクション
1つ目は、話を聴くとき大袈裟だと思うくらいのリアクションを取ること。
実際の会話例を参考に解説していきます。
悪いリアクションの例
ふーん、そうなんだ〜凄いね〜
それは大変だったね〜、そんな人もいるよね〜
仮にもし、自分が話をする側だったらこんな返答どう感じますか?
大抵の人は、「この人は自分の話に興味ないんだな」と思ってしまうでしょう。
良いリアクションの例
そうなんだ!凄いね!それからどうなったの!?
そんな事があったんだね!その人酷いね!
先ほどとは反対にこの様な返答だったらどう感じますか?
「自分の話に興味を持ってくれている」と感じるのではないでしょうか。
相手の話を露骨に他人ごととして捉えるのではなく、自分ごとと捉え、共感する姿勢を見せること・分かりやすく表情に出すことが大切です。
この様なリアクションで相手が「もっと話たい」と思う環境を作れるのがベストです!
注意ポイント
興味のない話題にわざとらしく反応する必要はありません。
相手が「馬鹿にされている」と感じてしまうこともあります。
素直に反応できる話題に関してのみで良いので普段よりも少し大きめに反応することを意識しましょう。
相手の話を繰り返す”オウム返し”
2つ目は相手の言ったことをそのまま繰り返す”オウム返し”。
これは誰でも使える最も簡単なテクニックです。
オウム返しを使わない会話
■恋愛の話
最近彼氏に浮気されてさ!しかも、逆ギレされて振られたの!最悪!
それは辛いね、そんな彼氏別れて正解だね
■仕事の話
最近上司のミスなのに俺が取引先に誤りに行かされて、その上「お前の企画が悪い」だって!最悪!
そうゆう上司っているよね、見返してやろうよ!
一見、共感している様に見えますが、なんだか物足りない気がしませんか?
ではこの会話にオウム返しを入れるとどうなるでしょうか?
オウム返しを使った会話
■恋愛の話
最近彼氏に浮気されてさ!しかも、逆ギレされて振られたの!最悪!
浮気された上に逆ギレされたの!?そんな彼氏別れて正解だね!
■仕事の話
最近上司のミスなのに俺が取引先に誤りに行かされて、その上「お前の企画が悪い」だって!最悪!
上司のミスなのに?しかも責任転嫁!?最悪な上司に当たったね、見返せる様に頑張ろう!
このように話の内容を繰り返してくれると、理解しようと親身になって聞いてくれている気がしませんか?
上手く使うポイントは、”相手が感情を込めたフレーズ”を見つけ出し、繰り返すことです。
上の例で言うと、彼氏に浮気されたこと・逆ギレされたこと。
上司に責任転嫁されたこと。
オウム返しは、相手に「あなたの話に共感していますよ」と感じさせられる誰でも使える必殺技の様なもの。
また、オウム返しによる共感を繰り返すことで、相手の本音がボロボロ出てきます。
その本音には”相手が会話を通じて本当にあなたに伝えたかったこと”が含まれています。
会話の中から”本当にあなたに伝えたかったこと”を汲み取れるとさらに相手の共感を得ることができます!
相手の会話を遮らない・否定をしない
3つ目は、相手の話を途中で遮らない・否定をしないこと。
会話の途中で遮られることや否定されることは話し手側からすると非常にストレスです。
自分の言いたいことが言えないと不満が溜まりますよね、、
ポイントは、話の区切りがつくまではひたすら話を聴くこと。
また、思ったことがあっても相手のターンが終わってから”否定的な表現”ではなく、”自分はこう思うという提案”として伝えること。
こうする事で相手は気持ちよく喋る事ができます。
会話を広げるオープンクエスチョン
4つ目は、次の会話に繋げるようなオープンクエスチョンで話を展開すること。
2種類の問いかけ
- クローズクエスチョン・・
”YES”or”NO”でしか答えられない質問 - オープンクエスチョン・・
回答の選択肢が無数にあり自由に答えられる質問
まずはクローズクエスチョンを使った会話を見てみましょう!
クローズクエスチョンの会話例
〇〇さんは休日何して過ごしてるの?
最近だと料理することが多いかな〜
へぇ〜、自炊するんだ凄いね!
(俺料理しないから広げられない・・)
料理以外には何か趣味あるの?
俺は映画とかアニメ観るのハマってるんだよね〜
アニメか〜、鬼滅の刃とかだと最近映画みたよ〜
鬼滅の刃、面白いよね!
あと最近だと呪術廻戦とか面白いからオススメだよ!
そうなんだ!今度見てみるね!
(アニメそんな好きじゃないんだけどな・・)
この会話では、相手との共通点を見つけるのに必死で、”相手がしたい話”ではなく、”共通点を見つけたい”という男性側の都合で話が展開されています。
これでは男性側は「上手く話せた!」と思っていても、女性側は「イマイチ、、」と思っているケースが少なくありません。
クローズクエスチョンは相手に意思決定をさせる時に向いていて、話を盛り上げる時には向いていません
では、この会話にオープンクエスチョンを使うとどうなるでしょうか?
オープンクエスチョンを使った会話例
〇〇さんは休日何して過ごしてるの?
最近だと料理する事が多いかな〜
自炊するんだね!得意料理とかあったりするの?
最近はハンバーグとか肉じゃが作ったよ〜
料理上手が作るやつだね!
最近だとTikTokでも料理動画が流行ってるから俺も興味あるんだよね!
そうなの!TikTokに影響うけて料理することもあるんだよね!
こちらの会話では、女性が話したい話題である”料理”を掘り下げ、かつ最近の流行で女子の好きそうな”TikTok”の話題を混ぜて会話を広げている良い例。
オープンクエスチョンのポイントは、会話の中で相手が興味を示した話題を掘り下げ、そこから次の会話に繋がるような質問をすること。
相手との距離を縮めたい時は”自分がしたい話”ではなく”相手がしたい話”を極力優先する様に心がけましょう!
【おまけ】テクニックの効果を倍増させる”表情”
これまで紹介したテクニックを使うときには”表情”にも注意しましょう。
楽しい話の時は”笑顔”の表情。よくない話をしているときには”共感”の表情。
つまり、話のシーンに応じた”表情”を作ることで話し手側も安心して話を進めることができます。
テクニックを使おうとするあまり、考えすぎて険しい表情になってしまうことは避けましょうね!
さいごに
相手の話を上手く”聴く”ためには常に「相手が安心して話せる環境をどう作るか」を意識する必要があります。
相手が安心して話せば話すほど、あなたに好感をもち、”モテ”に繋がります。
今回ご紹介した中で、”会話を広げるオープンクエスチョン”は経験不足だと使いこなせないことが多い。
なので、まずは簡単な”大袈裟なリアクション”と”オウム返し”、”相手の話を遮らない・否定しない”から実践してみましょう。
聴き上手になることで恋愛だけなく、仕事や交友関係、あらゆる場面で良好な人間関係を築く事ができるでしょう!