この記事でわかること
- 恋人に期待してはいけない理由
- 期待しない恋愛のメリット
- どうすれば期待しない恋愛ができるか
「恋人と喧嘩ばかりしてしまう」
「恋人に振り回されてイライラする」
誰もが一度は経験したことあるのではないでしょうか?
実はこれ、無意識に相手に期待してしまっているのが原因なんです。
相手に期待をする事で”期待から生まれる理想像”と”相手の現実の姿”にギャップを感じ、自分で勝手に怒りなどの負の感情を作り出しているんです。
本記事では”相手に期待しない”が恋愛にどのような影響を及ぼすか、どうしたら期待しない様になれるかを解説します!
”期待する恋愛”が引き起こすデメリット
”期待する事”には良いイメージがあるかもしれませんが、実はデメリットだらけで、メリットがほとんどありません。
相手に期待すると起こるデメリット
- 期待と違った時に傷つく・イラつく
- 相手の言動次第で自分の感情が左右される
- 期待される側はプレッシャーで逃げたくなる
期待と違った時に傷つく・イラつく
恋人に対して、無意識のうちに「恋人にはこうあって欲しい」という勝手な理想を作っていませんか?
なぜ彼女なのに友達より彼氏を優先してくれないのだろう
彼女はなぜ相談に乗ってくれないのだろう
こんな事を心の中で思っている人も多いはず。
しかし、恋人であっても”赤の他人”。自分の思い通りに動くことはあり得ません。
この自分で作った勝手な思い込みが、期待を裏切られた時に怒りなど負の感情を生み出す原因になります。
「自分はそんな事ない」と思っていても、無意識に相手に期待している人は意外に多いんです
相手の言動次第で自分の感情が左右される
相手に期待ばかりしていると、相手の言動次第で自分の感情がプラスにもマイナスにも振り回されることになります。
自分の理想通りになったら喜んだり、思うようにならないとイラついたり。
つまり、自分の感情のコントロール権が自分になく、相手の出方次第で感情が振り回されます。
依存に近い形になり、凄く消費する恋愛になってしまいます、、
期待される側は逃げたくなってしまう
では反対に、期待される恋人側の気持ちを考えてみましょう。
期待される側はあなたからの期待に敏感で、それが大きなプレッシャーになり、束縛感を感じ、あなたから逃げたくなります。
”浮気”を例にとって見てみましょう
過度な期待から逃げたくなる例
- 彼氏側は「彼女は絶対に浮気しない」と思っている(期待している)
- 過度な期待から浮気を詮索するような言動をしてしまう
- それに感付いた彼女は、束縛感を感じる
- 束縛感から逃れるために、本当に浮気をしてしまう
これは恋愛心理学でも応用される”確証バイアス”というもの。
良くも悪くも”思い込み”が現実を招いてしまう最たる例です。
このように期待すればする程、実は相手を追い詰めてしまっているのです、、
”期待しない恋愛”がもたらすメリット
では、"相手に期待しない”を実践するとどのようなメリットがあるのでしょうか?
期待しない恋愛がもたらすメリット
- 期待値が下がるため幸福を感じやすい
- 自分で感情をコントロールできる
- 相手は信頼されている気持ちになる
期待値が下がるため幸福を感じやすい
相手に期待する人は、期待値の高さと現実のギャップから相手に不満を感じます。
そこで、相手への期待値を下げると、そもそも相手への期待値が0なので、どんな結果になってもマイナスの感情になる事がありません。
むしろ、”自分のために何かしてくれた”時に、0である期待値を必ず上回るので、”やってくれて当たり前”が”やってくれてありがとう”に変わり、幸福を感じやすくなります。
”期待しないこと”は自分の幸福度も上がり、相手にも感謝を伝え受け取ってもらえる2つのメリットがあります!
自分で感情をコントロールできる
相手に期待する人は、相手の言動次第で、自分の感情が振り回されます。
しかし、相手への期待値を下げている人は、相手がどんな言動をしても想定内なので感情が起伏せず、一定を保てます。
なので、湧き上がった感情を怒りに任せて言葉にするなんてことも無くなります。
カップルの喧嘩って大体こんな事から始まりますよね、、
感情のコントロールができる様になると、「2人の間でどんな問題が起こっているのか」「どうすればより良い関係を築けるか」を冷静に分析する事ができます。
感情をコントロールすることで関係性が良い方向に進みます!
相手は信頼されている気持ちになる
期待されている側は、プレッシャーから束縛感を抱き、あなたから逃げたくなります。
しかし、相手への期待値を下げることで、相手の行動を口出しせず、尊重する様になります。
そのため、束縛を感じさせる言動が無くなり、良い意味で放任主義になり、相手からすると信頼されている気持ちになります。
信頼されている側は居心地の良さを感じ、加えて罪悪感を覚えるような行為をしにくくなります
”期待しない恋愛”を正しく実践するノウハウ
”期待しない恋愛”はその解釈や実践方法を間違えると、逆に関係を悪くする事もあります。
必ず正しい解釈やノウハウを身につけてから、実践するようにしましょう。
”期待しない恋愛”の正しいノウハウ
- 相手は自分の思い通りにならないと認める
- 自分と相手を切り離し、相手の意見を尊重する
- ”期待しない”の愛情を注ぐ相手を限定する
- 期待しない=諦めるの解釈を捨てる
- 自分が傷つくことを覚悟する
相手は自分の思い通りにならないと認める
恋人・親友・自分の子供、どんなに関係値が深い相手であっても究極は”赤の他人”であり、自分の思い通りには絶対なりません。
相手がどんな選択・行動するかは相手の自由であり、あなたが口出ししたり、制限できるものではありません。
この大原則を忘れると、いつまで経っても人に期待してしまう癖が抜けません。
自分と相手を切り離し、相手の意見を尊重する
”相手に期待しない”=”相手を尊重すること”です。
どうして”期待しない”と”尊重”が結びつくのか分かりませんよね、、
順を追って、詳しく解説します!
人には生まれ育った環境に違いがあり、それぞれの価値観があります。
つまり、相手に期待することはその価値観を無視し、自分の価値観や理想を勝手に押し付けることです。
ここで”課題の分離”というわかりやすい考え方があるのでご紹介します!
期待しないに役立つ”課題の分離”
好きな人は自分に振り向いてくれるかな?
彼氏は私との時間を楽しく思ってくれているかな?
このような疑問や不安の結論は相手側が判断する事であり、あなたが決められることではありません。
つまり、あなたが気にすることに意味はなく、相手の決断に余計な口出しはしない方が良いというのが”課題の分離”。
まとめると、人それぞれ持っている価値観は違い、あなたの事をどう思うか・どんな言動を取るかは相手が判断することであり、あなたが決めるられる事ではありません。
あなたにできるのは、期待する事でも余計な口出しをする事でもなく、相手の言動を尊重して、待つ事だけ。
ただし、相手の意思決定に”影響”を与えることはできるので「どうしたら相手が積極的にそうしたくなるか」を考え、働きかける事はできます。
相手目線に立った言動を心がけ、後は相手の判断に身を委ねましょう
”期待しない”の愛情を注ぐ相手を限定する
気づいた方もいると思いますが、”期待しない”とは誰に対してもできることではなく、”愛情”がないと出来ない行為です。
”期待すること”すなわち、「相手にはこうあって欲しい」という願望は裏を返せば、自分の意見や主張受け入れて認めて欲しいという承認欲求です。
そんな承認欲求を捨て、ただ相手を尊重し、信じて待つなんて誰に対してでもできることではないですよね、、
ではどうすれば良いか。
単純に”期待しない”の愛情を注ぐ相手を限定すれば良いのです。
恋愛を始め、自分の人生に大した影響を与えない人には興味関心をシャットアウトしてしまうのが効果的です。
10人に10%ずつ愛情を注ぐ八方美人ではなく、1人に100%愛情を注げるイメージがコツです!
”期待しない”=”諦める”ではない
よくありがちな誤解が”期待しない”=”諦める”という解釈。
”諦める”とは希望や見込みがないと判断し、断念すること。その後は何も変わりません。
対して”期待しない”とは言葉通り、相手への期待値を持たずに相手の言動を尊重し、待つこと。なので”諦め”とは明確に違います。
似た2つですが、相手からみた時の印象が全く違い、”諦め”てしまうと相手もそれを察知し、離れていきます
”期待しない”ことは傷つく覚悟をすること
期待しない事には、”相手の言動により自分の感情が左右されない”メリットがあると解説しました。
しかし、いくら期待してないとは言え、相手の言動で自分が不利益を被ることがあれば少なからず、傷つくことも事実です。
特に最初の慣れないうちは傷つく事ばかりだと思います
この時に、「原因は相手にある」と認識してしまっては、結局相手に”期待”してしまうままに。
そうではなく、「自分が相手の言動を尊重した上での結果であり、仕方のない事だ」と事実を受け入れると同時に傷つく覚悟も必要です。
傷つくリスクがあるからこそ、関係値を深めらるメリットがあるのです!
さいごに
今回紹介した、”期待しないこと”は恋愛だけではなく、仕事や家族・友人、あらゆる人間関係にメリットを及ぼします。
また、期待値が下がる事で、自分自身を守り、優しくなり、尊重する事にも繋がります。
この記事があなたの幸福な人生の一助になれば幸いです